名前はこれから考えることにしたブログ

方向性がまだ定まらない

八栄亭 下店 ~神戸新開地の超老舗焼鳥屋~

基本的に神戸で飲むという場合、多くの人は三宮・元町、たまに神戸あたりというケースが一般的だと思っている。神戸市内である意味昔から繁華街である新開地は少しディープなイメージとJRが通っていないこと、いきなりこの街で一人飲むには少しハードルが高いので、なかなか行く機会もない。今回は新開地で飲んでみようという、稀有な同行者がいたので、行ってみた。

 
新開地に到着し、なんとなく雰囲気の良さげな店はないかとまずはアーケード(大通りの北側)を徘徊してみるが、アーケード内はそこまで店がない、アーケードを歩きながら脇道をのぞいてみるといろいろな店があることがわかる。なかなか中が見せない店ばかりで、なかなか飛び込み辛い。そんな感じで15分近く待ちを彷徨い、ソープ街との境目あたりで、なにやら不思議な焼き鳥屋を発見。崖の下に立つ二階建ての店で、崖の上の道と崖の下の道、両方から入店可能、店名は同じなのだが、上店と下店できっちりと別れている模様だ。上店が溢れていたので、下店をのぞくとカウンターに数席の空きがあったので、入ってみた。
 

f:id:wanny306xsi:20190216211251j:plain

八栄亭 下店

店内に入ると元気なお姉さま方がカウンター内で鶏料理をいろいろ作っている。男性店員ゼロという焼き鳥屋は最近見かけるが、ここまで年季の入った店(あとで調べて分かったが創業100年を超える超老舗焼鳥屋であった)では珍しい。

 

とりあえず瓶ビールを注文、お通しは白菜とキュウリの漬物、美味しかったけどもう少し食べたかった。

f:id:wanny306xsi:20190216211238j:plain

まずはお通しと瓶ビール
 メニューを見ながら注文、わさびあえというメニューが人気だと壁に書いてあったので、迷わず頼んでみる。そして焼き鳥は4種類、かわ(塩)・ずり(塩)・み(たれ)・きも(たれ)を注文した。
 
まずはわさびあえ、焼いた鳥の身をわさびで和え、キュウリの細切りと海苔をまぶしたメニュー、そこまで主張することのないわさびが程よいアクセントとなり、お酒が進む。
 

f:id:wanny306xsi:20190216211259j:plain

わさびあえ

続いては焼き鳥、やや塩味が濃いめな気はするが、いい加減に焼けてジューシーな感じでさいずはやや小ぶり、机の上には七味・一味・山椒が準備されており、軽く一味を振りかけて美味しくいただいた。

f:id:wanny306xsi:20190216211246j:plain

かわ・ずり(塩)

 たれの焼き鳥も美味しい、写真を撮り損ねてしまったが、きもはとろけるような触感で絶品、結構売り切れは早いとか。

 

これに瓶ビール(大瓶)2本で4,000円行かないレベルと激安ではないが、クオリティを考えれば、とても満足のいく内容だったと思う。

 

いろいろと料理中心に話はしてきたが、店内の雰囲気はいたって平和、変な暗さも頑固さもなく、くつろげる雰囲気。夜だけど酒を飲まずに焼き鳥丼を食べに来る客とか、健全空気もあったりと楽しく過ごせる。

 

またふらっと来てみたいなと思える店だし、上店がどうなっているのかも非常に気になる。新開地ディープだが、変なハードルの高さもなくなった。また来ようと思う。